重要文化財の神前式~八坂神社のもうひとつの結婚式~
いつもKOTOWA 京都 中村楼のブログをご覧いただき
ありがとうございます。
先週末も酷暑の中、祇園祭の賑やかさが八坂神社や河原町周辺では
溢れていますね(^^♪
お祭りをご覧に行かれる予定のある方もいらっしゃるかと思いますが
くれぐれも暑さ対策は万全に、お体にはご自愛くださいね!
さてそんな祇園祭で特に注目を集める神輿ですが、八坂神社の「舞殿」
に奉納され、そこから巡行がスタートすることをご存じでしょうか?
八坂神社と言えば、国宝の「御本殿」が有名で知られていますが、本日
はもう一つの神殿である「舞殿」をご紹介させていただきます。
舞殿は2020年12月に国指定の重要文化財に指定された由緒正しい神前です。
つまり、八坂神社には「国宝」と「重要文化財」2つの結婚式ができる神前
が存在する・選んでいただけるということになります。
その舞殿ですが、1866年(慶応2年)の火災で焼失し、1874年(明治7年)に土間式で
再建され、1902年(明治35年)に現在の床式に改築しされました。
2015年(平成27年)に屋根が葺き替えられました。
普段は花街の置屋や料亭などから奉納された提灯が吊るされています。
祇園祭の際には、3基の神輿
中御座神輿(なかござみこし)
東御座神輿(ひがしござみこし)
西御座神輿(にしござみこし))
が保管されています。
また、舞殿の造りは入母屋造(いりもやづくり)の銅板葺(どうばんぶき)です。
一直線に並ぶ本殿・南楼門と同じ高さで、三位一体(さんみいったい)を表している
とも言われており、法隆寺の金堂・唐招提寺の講堂にも採用されています。
そんな歴史ある貴重な建築技術などが評価され重要文化財に指定されたという訳です。
そんな舞殿ですが、実は神輿の奉納以外には結婚式でしか使用が許されない神前なのです。
本殿ではご友人などのゲストの方々には神前内までは入れないことが多いのですが、舞殿は
造り上解放されているため、多くのゲストの方々に見守っていただけるというメリットがあり
お選びいただく方がとても多いんです!
私たちキャストの中では、夜のライトアップも幻想的でおススメです♪
是非八坂神社にお立ち寄りの際は、舞殿にも注目されてみても楽しんでいただける
と思います(^^♪
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